外食をするにも、テイクアウトするにしても、餃子はやはりニンニクが効いているのに限る。翌朝に臭いが残るのは気にはなるが、あの刺激がどうにも堪らない。上品な水餃子よりもやはり餃子は焼き餃子が良い。焼き餃子は季節を問わずに楽しめるし、夏場は特にビールによく合う。どの店でも値段は手頃であり、ビールだけ飲んで帰りたいときなどは、これ以上に適当なメニューは他にそうはない。餃子一つ取っただけでも、まさに庶民の味方であると断定できる。
もちろん、餃子は酒のつまみだけではない。学生の頃にも随分と、ランチや夕食で利用したものだ。炒飯にはもちろん、中華あんかけの丼飯や、かに玉ご飯の付け合せにも合う。空腹の時には餃子定食などで腹を満たしたものだった。店によっては、餃子を具から作っている所が客席から見えたりして、それを眺めているだけでも飽きなかった。これは、利用している者の立場からすると安心感を得られ、それが店の繁盛にもつながっているとの指摘もあるが、親しみやすさを醸し出す演出でもあるのだろう。
餃子は大体がニンニクが入っているので、初デートには向かない。でも、ある程度親しくなってからなら悪くはない。自分の好みの料理がどんなであるかを相手に見てもらうのに丁度良い。こうした餃子専門店で食べられるものにはあまり高級なのはないから、一番高いのはラーメンと炒飯のセットだったりする。近頃は変わったところではキムチ味の炒飯などが出てくるが、しかもそれが結構いけるし、メニューのバリエーションは広く、通いつめても飽きることはなさそうだ。